結婚披露宴のスタイルは「じいちゃんばあちゃん」を基準に考える話

結婚披露宴のスタイルは「じいちゃんばあちゃん」を基準に考える話

まず結論をいいます。

結婚披露宴は「じいちゃんばあちゃん」を中心に考えて。

スタイルはどうだっていい。

はじめまして。

私は18歳(高卒)でホテルマンとして勤務し始めて、45歳までホテルマンとして結婚披露宴の”エスコート”という役目が担当でした。現在は50歳です

エスコートというのは新郎新婦や両家を案内する役目で、結婚式から披露宴まですべてを時間配分しながら動き方などを案内するという仕事です。

そんなエスコートの仕事を約30年近くやってきて、ガチで大事だと思ったのが「お年寄」のこと。

 

ちょっと考えてみてください。

結婚披露宴にかかる、基本的な時間は2時間30分。

じいちゃんばあちゃんが結婚式の30分間は儀式の意味もあるので、まだガマン(これでも重労働)できる範囲内です。しかし「結婚披露宴の2時間30分」をどう思いますか?

ましてや結婚披露宴のスタイルにこだわった結果、3時間以上も椅子に座っている状態であれば。

じいちゃんばあちゃんが、どれだけ大変な思いしているか。

ここを本当に理解して欲しいと、現場を見てきた元ホテルマンとして強く伝えたいです。

 

もちろんホテル側としては、あれこれやってもらうと売上げになるので歓迎。

でもね‥

そんなことよりも、もっと大事なことが世の中にはあるんです。

今だから言えることだけど、ウェディングプランナー(昔の婚礼係)がここぞ売上げとばかりに結婚披露宴を派手に仕掛けるトークを行う。

新郎新婦もキラキラと輝いた結婚披露宴のスタイルにあこがれて、ウェディングプランナーに言われたままどんどん内容が派手になって時間も伸びていく‥。

そもそも、この「仕掛け」がとても邪魔なんです。

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本当の意味で大事な部分を相談に乗ってくれます。

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あるときにね、ウェディングプランナーと喧嘩したことがあるんです。

キレイごとに聞こえるかもしれませんが「なんで高齢者のことを考えないんだ!」と。

その近くでたまたま社長に聞かれていたのにはビックリしたけど、社長も仲裁に入ることもなくさすがに言葉が出なかったみたい。

会社の売上げを減らすような発言をしたのはよくわかっていたけど、現場を担当している側としては「お金だけじゃないもの」を見てきたから言ってしまった。

なぜなら、つぎのような場面に出くわしていたためです。

結婚披露宴のスタイルにこだわったばかりに、じいちゃんばあちゃんが倒れる

結婚披露宴のスタイルにこだわったばかりに、じいちゃんばあちゃんが倒れる

キラキラとした結婚披露宴のスタイルにこだわるだけ、どんどん時間も長くなっていくものです。

基本的な2時間30分という長さでも、じいちゃんばあちゃんにとってはめちゃくちゃ長い時間。

ずっと椅子に座って、大きな音響で音楽が流れて‥

さらにスタイルにこだわって時間が長くなると、とても耐えられなくなるのが高齢者なんです。

すると‥

披露宴の後半に差し掛かってくると、高齢者は本当に倒れてしまう。

これは実際に、結婚披露宴の現場で目の当たりにした光景。

約30年間のホテルマン人生という中で数件どころか、両手でも足りないほどじいちゃんばあちゃんの体力がついてこれずいきなり意識を失って椅子から落ちてしまう。

その度に救急車を呼んで対応しましたが、本当にこれが現実としてよく起こる。

もうこうなれば結婚披露宴どころの話ではなく、親戚中が駆け寄ってきて代表者がそのまま救急車に乗って病院へ付き添うことになります。

 

一応ですが、結婚披露宴は進めますよ。

でも目の前でそんなことが起こっていて、結婚披露宴を楽しめますか?

その後の容態に何事もなかった、としても。

私がその現場に立ち会ったときは、新郎新婦(とくに新婦)が号泣してしまい早めに結婚披露宴を締めたこともあります。両家の両親からの希望でした。

そんな経験があるから「結婚披露宴はスタイルよりもじいちゃんばあちゃん」と強く思う。

ヘタな文章で、自分なりに一生懸命つたえているつもりです。

私が「良かった」と思う結婚披露宴のスタイル

私が「良かった」と思う結婚披露宴のスタイル

そんな現場を目の当たりにしてきたので、じいちゃんばあちゃんに「大きな音響」「長時間」というのは本当に大変なものということがつくずく分かりました。

私はちょうど50歳になりますが、身をもって少しずつ分かってきたような気がします。

あるとき、こんな披露宴がありました。

「会食スタイル」

結婚披露宴に招待するゲストはとくに変わりなく、会社の上司・友人・親族。

合計で80名ほどの結婚披露宴でしたが、まったく何もしないスタイルが希望という新郎新婦の意向で「食事だけを楽しんで挨拶をしたらお披楽喜」というもの。

 

軽くBGMだけをかけて時間も短く、約1時間30分ほど。

この結婚披露宴のスタイルを”質素”と思いますか?

答えはNOです。

この結婚披露宴のあとホテルに寄せられた声が「とてもシンプルで良かった」というもの。

新郎新婦は簡易的なタキシードとタイトなドレス姿で、お色直しがなければ入退場なども一切なし。

後日2人に想いを聞いたら、ずっと近くにいて「おもてなし」をしたかったからという理由でした。

ケーキ入刀・余興・花束贈呈なども一切なし。

 

「自分たちのことよりも、来てくれる人のことを考えたい」と。

さらに「呼んでいる自分たちが脇役です」と。

このときの新郎新婦の顔はとても柔和で、やさしさが滲み出てくるような言葉で教えてくれたのが記憶にとても残っています。

そんな経験の中で、これが本当の披露宴なのかな、と。

じいちゃんばあちゃんもずっと笑顔で、新郎新婦もゲストのそばに近寄ってあちこちで話しかけながら楽しそうに過ごしている結婚披露宴のスタイルでした。

 

これは結婚披露宴として最高のスタイルなのでは、とつくずく感じたときでした。

新郎新婦はあれこれと演出しなくても「おもてなし」をすればいいです。

ブライダルフェアはキラキラに飾るだけで、本質が見えてこないから行かなくていいです。

もしこれから結婚披露宴を考えていて、スタイルで迷っていれば‥

ぜひ真似してみませんか?

友人の余興は披露宴2次会でやりませんか?

ゲストのことを本当に「おもてなし」してみませんか?

じいちゃんばあちゃんのことを本気で考えてみませんか?

短いですが、元ホテルマンが伝えたいことは以上です。

そんな披露宴会場を探すなら間違いないのがマイナビウエディングサロン

もし結婚披露宴のスタイルに迷ったら、ぜひ思い出してみてください。

 

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